ピアスは医療機関であけましょう!

女性の耳元を華やかに見せてくれるピアス。
すっかり一般的なおしゃれのアイテムになったピアスですが、つける方が増えた分、トラブルの件数もだんだんと増えてきています。 ピアスホールが膿んで赤くなったり(感染症)、全体的に赤く腫れあがったり(金属アレルギー)、硬いしこり(ピアスケロイド)を作ってしまったり・・・。
その原因は間違ったピアス選びやピアッシング(穴あけ)、アフターケアにあります。
こうしたトラブルを可能な限り避けるためにも、自分自身であけたり、友人にあけてもらうのではなく、医療機関でのピアッシングを選ぶことが必要です。

そもそも、耳に穴をあけるピアッシングはれっきとした医療行為です。
ピアススタジオでは万が一のトラブルが起きても十分な医学的な対応はできません(スタジオであけた方からのご相談も 少なくありません)。
上手なケアができれば、いい位置にあいたピアスホールは一生モノです。

医師の説明を受けたうえで、安全・安心なおしゃれを楽しみましょう!

ピアスの基礎知識

ピアスをより深く理解していただくために、基本的な情報をご紹介します。

ピアスの用語

  • ピアスホール
    ピアスを装着するための穴のことです。
    穴の直径はG(ゲージ)という単位であらわすことが多いです。
    耳たぶの場合、16 G(1.2mm)~18G(1.omm)くらいが一般的なサイズです。
  • ピアッシング
    ピアスホールをあけることを言います。
  • ファーストピアス
    あけたばかりのピアスホールに装着して、ホールが完成するまで付けておくピアスのこと。16G(1.2mm)の太さが一般的です。
  • セカンドピアス
    4~6週間でピアスホールが完成したら、ファーストピアスを外して装着する「2番目の」ピアスです。ご自身の好きなものを選んでいただいて構いませんが、少し太めのものを選んでいただくとホールが安定しやすくなります。
  • アフターケア
    ピアスホールをあけた後に必要なお手入れのことです。
    詳細は後述の「アフターケアについて」をご覧ください。
  • 軟骨ピアス
    耳の軟骨部分(イヤーローブ(=耳たぶ)以外の部分)に通すピアスのことです。 図のように、位置によってトラガス、へリックス、コンカーなどと名称が 変わります。
  • ボディピアス
    耳以外のピアスを総称した呼び名です。
    眉ピアス、舌ピアス、唇ピアス、へそピアスなどがあります。
    部位により、専用のピアスを用意しています。
    アフターケアのしかたも部位によって異なりますので、それぞれご説明をしています。

ピアスのパーツ

  • ヘッド
    ピアスの飾りの部分です。金属、天然石、人工宝石などがあります。
    当院で採用しているピアスは医療用ピアスですが、デザイン・種類ともに豊富ですので、ファーストピアスでもおしゃれを楽しんでいただけます。
  • シャフト
    ピアスホールに差し込むピアスの軸となる部分です。
    ファーストピアスではアフターケアを簡単に行っていただけるよう、8㎜ほどの長めのものになっていることが一般的です。
  • キャッチ
    耳たぶの裏側で、シャフトを固定するパーツです。これを外してピアスを取り外します。ファーストピアスでは基本的に取り外しはピアスホールが完成する4~6週間後になります。ご自身で外すのが怖い、やりかたがわからないという方は無料で取り外しをしておりますので、ご連絡ください。

ピアス選びのポイント

トラブルを避けて、きれいなピアスホールを完成させるためには、 なによりピアス選びが大切です! 医学的な視点から強くお勧めするポイントとしては

  1. 金属アレルギーになりにくい、またはアレルギー対応の素材であること
  2. ピアッシング後にキズを圧迫しないように、シャフトが長いタイプであること
  3. ピアッシングをする部位に合わせて、長さと太さを選ぶこと
    です。
    さらに言えば、
  4. 正しいアフターケアをしっかりすること
    も欠かせません。

耳元のおしゃれを楽しむために、ファーストピアス選びには注意しましょう!

金属アレルギーを避けるために

アクセサリーや時計の金属が、汗や体液に溶け込んでしまうと、金属の一部はイオン化して体内に入り、アレルギーの原因となってしまいます。
一度アレルギーが出てしまうと、その金属に触れるたびに赤くかぶれる(アレルギー性皮膚炎)ようになるため、身に付けることができない、触ることができない金属の種類が増えることになります。

一時的にかゆみやかぶれを抑えることはできても、金属アレルギー自体を治療することはできないので、そもそもの原因を作らないようにすることが大事なのです。
さらに、金属アレルギーによる炎症が続くとピアスケロイドという皮膚腫瘍が発生する可能性が高くなり、注射や手術による治療が必要となることがあります。

キズにピアスシャフトが埋まった状態になっている、ファーストピアスをしている時が最もアレルギーが起こりやすいため、ファーストピアスの材質とコーティングが、なにより重要になると言えるでしょう。

当院では、医療用ステンレスを基本とし、さらに肌に触れる表面を純金や純チタンで処理した安全性の高い医療用ピアスを採用しています。さらに、すでに金属アレルギーでお悩みの方には、純チタン製のピアスのご用意もございますので、安心してご相談ください。
ピアスのカウンセリングは無料で行っております。

キズに負担をかけないために

あけたばかりのピアスホールはいってみれば生傷の状態です。
傷からにじみ出る体液がピアスホール内にたまらないようにするため、また耳たぶの前後からピアスホールが圧迫されて炎症を起こさないためにも、ファーストピアスのシャフトは長いものがおすすめです。

そして部位によって適した太さ、長さのピアスを選んでいただくことも重要です。
特にへそピアスでは長さに加え、カーブした形状(バナナ型)のものを選ばないと穴が裂けたり、長く続く痛みの原因となったりしますので注意が必要です。
当院では軟骨ピアス、舌ピアス、へそピアスそれぞれに専用のピアスを準備しています。

アフターケアについて

ピアッシングからピアスホールが完成するまでには、一般的に4~6週間ほどかかります。
その間、ファーストピアスは付けたままになるので、しっかりアフターケアをしましょう。

アフターケアのポイントは二つ、
1・しっかりと洗い流すこと
2・軟膏を塗っていただくこと
です。軟膏は抗生物質含有のものを当院で処方しています。

1・入浴時、もしくは洗顔時に1日1~2回、ピアスを前後方向に動かしながら耳たぶ全体を洗い流すつもりで洗浄をしましょう。綿棒で優しくピアスホール周りをぬぐうのもよいでしょう。

2・洗い終わったら、綿棒に軟膏を少し取り、シャフト部分に塗ってからピアスを前後に動かして軟膏がピアスホールに浸透するようにします。
こうして洗浄と軟膏による保湿を行うことで、耳たぶの前後から順調に皮膚が広がっていき、ピアスホールが完成します。

もちろん、初めてのピアスではわからないことや不安なことも多いと思います。ピアッシング後も心配なことがあれば、いつでもご連絡ください。
また、ピアスのカウンセリングは無料で行っております。 ピアッシングを希望される部位や細かい位置など、なんでもご相談ください。

ピアスのトラブルについて

当院院長が専門医資格を持つ形成外科は、キズの予防・修復を専門の一つとする科です。
自分であけたピアスや、友人に開けてもらったピアス、スタジオや他のクリニックで開けたピアスまで、どんなトラブルでもご相談をお受けいたします。
形成外科医としての知識と技術で対応いたします。

耳のピアスのトラブル

  • ピアス皮膚炎/感染
    十分なアフターケアをしないで放置していると、しみだした体液に細菌が繁殖して感染を起こします。また、シャフトの長さや太さがあけた穴に合わなかったり、前述したように金属アレルギーを生じると強い皮膚炎(皮膚の赤み、腫れ、痛み)を生じることになります。皮膚炎が続くとケロイドが発生する確率が高くなるので、ピアッシング後にこのような症状に気づいたらできるだけ早くご相談ください。

  • ピアスケロイド
    刺激や炎症、感染が長く続くとピアスケロイドと呼ばれる硬いしこりができてきます。
    ピアスができなくなるのはもちろんのこと、見た目にも目立ち、さらに痛みや痒みに悩まされる方も少なくありません。
    こうなってしまうとピアスを外しても、悪くなることはあれ自然には治癒しません。
    注射や手術、場合によっては放射線による治療も必要になります。ケロイドかな?
    と思ったら、悪化してしまう前にご連絡を。

  • ピアス裂傷(れっしょう)/耳垂裂(じすいれつ)
    つけていたピアスが引っ張られた瞬間や、ピアスの重さで徐々にピアスホールが伸びてしまったりして耳たぶが裂けてしまうことを言います。
    きれいに塞がってくれればよいのですが、耳たぶに割れ目のようなくぼみを残してしまうこともあり、 これを耳垂裂(じすいれつ)と呼びます。
    ピアスホールの位置が不適切だと起こりやすいので、カウンセリングでは医学的な立場からピアッシングの部位をお薦めしています。
    また耳垂裂は手術で治療が可能です。あきらめないでご相談ください。

ボディピアスのトラブル

ボディピアスで一番多いトラブルが、ピアスホールの感染です。特に清潔を保つのが難しいおへそや口周りでは感染が起きやすいので注意が必要です。
次に多いのが、ピアスが引っ張られてピアスホールが裂けてしまうこと。
へそピアスでよく見られますが、ほとんどは浅すぎるピアッシングが原因です。

当院ではボディピアスはピアッサーではなく、医療用の器械を使用して正しく深いピアッシングを行っています。
自己流ではなく、ボディピアスは病院であけましょう。
またトラブルが起きてしまっても、正しく治療すれば多くは再度のピアッシング が可能です。
どんなお悩みでもしっかりお聞きしますので、まずはご連絡ください。

料金表

耳ピアス
耳たぶ1か所 4,000円
耳たぶ2か所 7,000円
耳たぶ3か所目からは1つにつきプラス2,000円
軟骨ピアス 8,000円 ※トラガスは10,000円
ボディピアス
眉ピアス 10,000円
唇ピアス 12,000円
舌ピアス 15,000円
鼻ピアス 10,000円
へそピアス 12,000円

※ 初診料はかかりません。
※ 料金表示はすべて税別です。

Q&A

ピアッシングの痛みが心配なのですが・・・
耳の場合、専用の医療用ピアッサーを使用しますが、本当に一瞬で終わってしまうので痛みはほとんどありません。さらに当院では十分に感覚を麻痺させてから行いますので、余計に痛みは少なくなります。
ご希望の方には表面麻酔、局所麻酔も可能です。
ボディピアスの場合はデザイン、ピアッシング方法とも複雑になりますので、基本的には局所麻酔をして行います。
そのため、ピアッシング中の痛みはゼロと言ってよいと思います。
心配なさらず、なんでも無料カウンセリングでご相談ください。
未成年なのですが、ピアッシングしてもらえますか?
当院ではおしゃれのためのピアッシングも、キズを作る以上は医療行為であると考えています。選挙権の18歳への引き下げも始まりましたし、ましてや働かれている方は立派な大人として扱われるべきところですが、現状、慣例に倣い20歳未満の方には保護者の方に同伴していただくか、同意書に保護者の方のサインをいただいてきていただくようお願いしております。



印刷して使用してください。

お客様の声

  • 『ケロイドを治してもらいました。いつも髪で隠していたので、きれいになって嬉しい』
    (両耳の軟骨ピアスケロイド:21歳 女性)
  • 『感染して膿が出て腫れて、皮膚科から紹介してもらった。そのまま(=ピアスホールを残したまま)感染の治療ができてよかった。』
    (ピアスホール感染:19歳 女性)
  • 『初めてのピアスなので病院で。今さらで恥ずかしかったですが、先生が優しくて安心した。痛みもなかったです』
    (54歳 女性)